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2015/12/26.Sat

JapEn11th感想

はい、さて、JapEn11th感想です
お祭りムードも一周し、後片付けに差し掛かる頃合、といったところでしょうか。
なんちゅうか、まず前回の記事はそこそこ好評を頂いたようで「おー、書いてよかったな、皆(特に中堅)のFSに対する意識が変わるといいな」と思ったんですけど、JapEn公開されて中堅の方々に手放しに絶賛されているのを見て「いやいやいや読んだんかいな」とガックリ来たのが正直なところ。これからに期待といったところか。

そういう点では、対照的に歴代JapEnに繰り返し出演した人、また進行形で一時代を築いている人が、多方一致した感想を述べている点でも、上位層とそうでない人達とのFSに対する認識の差はまだ埋まらないのかなというモヤモヤ感がある。


この2日間で過激発言もツイッターでは見受けられた。
JEBFesのときにSlofisさん、hashさん、NIKooさん、Sawさん、そして今回のJapEnに出たShadixさんらと飲みながら話してたので、あの文章に書いてない真意みたいなのも知ってるんですが、いかんせん過激さがフィーチャーされてしまいがちな気もするので厚かましいながらフォローをすると、彼らは本当にペン回しだけで見ていて、人格攻撃だとかはするつもりは全く持ってないということ。念のため。

Slofisさん、Acia、NIKooさん、mindさんらの感想は繰り返し読んで、自分の中に落とし込むようにしたほうがいい。NIKooさんの感想はさすがに短すぎるが、前回の「レジェンド」の一人であり、その自分たちとの差を短くどストレートで言っているのでメンタル的な壁を感じさせられることだろう。

今、まだこういった実力ある人達が、ペン回し界に関わろうとして、必要に応じて一人ひとりにアドバイスしてもらえる環境は非常に恵まれている。
以前はそうじゃなかった、という意味ではなく、何かとペン回し以外の私生活に追われてペン回し界から去っていく人が多いのである。
この辺のアドバイスをくれる人達が去っていったら、1から100まで自分たちで考えなければならない。何の灯りもない状態で暗闇をひたすら突き進むことほど、不安なものもないだろう。その先に待っているのは崖かもしれない。

今上位層がいるうちに吸収できることは吸収しなければならない。



―――――
■編集
rookさん、お疲れ様でした。
とにかく毎年苦労していると言われるJapEnの編集を担っていただいたことに素直に感謝したいです。ありがとうございました。

編集者と出演者では同じJapEnの関係者ではあるものの、関わり方でスタンスが絶対的に違う。
出演者の多くは出たいから動画を出したり、招待枠もあるが、出さないという選択肢もあるわけで、それこそ代わりはいるのだが、JapEnを編集するにふさわしいスピナーとなると間違いなく限られた人達になってくる。「毎年公開されているJapEn、自分がやらなければ…」という使命感やプレッシャーは想像できない。

改めてrookさんありがとうございました。


それはそれで置いておき、感想は素直に行きましょう。


・OP
OP.png

歴代のJapEnが黒背景貴重であったために、白背景だとちょっとシンプルかな?というのと、看板の縁?っていうんですかね、に物足りなさがあるが、今までのキラキラピカーッみたいなJapEnと全く違うpopな雰囲気に仕上がっているのは非常に好き。
JapEnでありながらもrookさんの地の部分が出てる。

で、これは日本列島をかたどってるってことでいいのかな?

・kabu
可もなく不可もなく。まずは、安定した実力を出せるkabuさんで置きに行ったというところでしょうか。


・OP2
OP2.png

改めてシンプル。この足跡の中に映像流すって難しいんだろうなぁ…。それにしてもイベント事がこうしてJapEnに反映されるのも、JEBが新たな歩みを始めたということでひとつ歴史に残るポイントであろう。

OP3.png

この辺もうちょいなんとかならんかったのかな…。全体的に線が細く、薄いので物足りなさがある。


・射手座
iteza.png

この文字と後ろの筆がカッコ良すぎるなぁ。唐突な和風テイストであるが、これも射手座の3文字があるから許される。
FSに関しては俺からはいいだろう。

・ふかわ
fukawa.png
この人はスピーディーに難しい技を畳み掛けるイメージがあるだけに、今回はすこし残念。
またピボットで言えば、全体として映える技が少ないのがもったいない。
namae.png

これは大きく手を使う動きが見られてていいのだが、あとはこじんまりとした印象。
そしてなにより、アラウンドはふかわさんの武器ではないのか?パスに終始してしまったのが勿体無い。

・iroziro
iroziro2.png
Lostのような印象を受ける構成。縦回転を全体の軸においたFS。
このように、手をひたすら固定させるFSは、もう少し手が画面全体に映るようにカメラを近づけたほうが良い。
そのほうがペンが画面いっぱいに映り、迫力を増した映像を作ることができる。

hash.png
hashさん。
上のものと比べてみても近めである。
hashさんの上手さはその回しのスピード感にあるのだが、これを画面いっぱいに映し出すことで、よりその長所を表現できている。
これは技術うんぬんではなく、意識的な問題であるので、ぜひ試してみていただきたい。

iroziro3.png
少し近づけてみた。iroziroさんだとこんな感じか。


・shadix
shadix.png
とにかく分かりやすさと、手のひらを上に向けた回すという滅多に見ないテーマで個性が爆発している。

shadix2.png
shadix3.png
shadix4.png
shadix5.png
shadix6.png
これだけ手の形をかえて、かつ見栄えと完成度を持たせられる表現力と技術力はすごい。


・arusato
arusato.png
そもそもとして、昼間に撮るときは外部からの光が映像そのものに影響するため、見栄えなどは気をつけたほういい。今回であれば、手の甲に当たる光やテーブルに反射する光などが、映像全体に明るさのまとまりを作るのを邪魔してしまう。チープさを増してしまう原因の一つだ。
技術的ポイントでは、KTという重めのペンで細かい指ぬきなどを行うと、それだけでペンの動きも止まりがちになる。
全体としてKTに振り回されている印象を受けるため、自分で何かを表現するという域にまで達していない印象。

・imogai
imogai.png
FSがどうとかよりも、まず「動画出してたんかい!」というツッコミを入れてしまう。
冗談は置いておいて、昔から変わらな構成と安定感、スピード感を見せつけてくれる。全体としてベージュ色の映像に仕上げてるのもいい。
ただ何か一つ欲しかったかなとも。


・Beige
beige.png
beige2.png
25でぶん回すというテーマからの、2軸伸ばしでそれまでの印象と差をつける、見てて印象に残るFS。
その発想も好きなのだが、茶色床にベージュマット?を、完璧な角度、配置ではなく生活感を持たせつつ幾何学模様にセットされた背景も非常に評価したい。

・ponkotu
ponkotu.png
指のずらしという非常に面白いテーマを持ち込んだ。それでいてずらしだけがフィーチャーされることなく、ひとつのFSにまとまっているその完成度が素晴らしい。


・aoneko
aoneko2.png
高難度の技をドクグリで繰り出す技術は素晴らしいのだが、全体として手や指が丸まっている印象を受けるため、1本のFSのなかで映像としての差が生まれず淡々とした印象を受けてしまうのが惜しいところ。指の曲げるところ、伸ばすところのメリハリをつけたほうが全体としての見栄えはする。
何しろドクグリはとにかくペンが短いため見栄えがしにくい。いかに映えた印象を植えつけられるかで評価も変わると思うのだが、今回はデスクの色とペンが同系色であるためにどうしても、さらに薄い映えになってしまいがちだ。

aoneko4.png
Ease.png
Easeとの比較
同じ白軸が背景をバックに回っているこの局面でも、背景が違うだけでこれだけペンの映え方が違う。
ドクグリの専門家ではないので詳しいことはわからないが、とにかくペンの短さというハンデを克服するための構成や環境を考えるのは結構重要な事のように思う。

・Lalutesukal
laluteskal.png

ワケありそうなので割愛。色々コメントはできぬ。申し訳ない。

・Everchix
everchix.png
時折見せるフィンガーレスのガンマンやノーマルが全体の流れを切っているように見えてしまうのと、手の向きが終始一定、かつ上記の技をところどころ挟むために、「あぁその技やりたいだけなんだな」という印象。大技FSと小技FSの間の子のような。ナランハなどの生舞台では印象としていいだろうが、映像作品として考えるとちょっとイマイチ。もっとパスや色んな動きで見せる場面があってよかった。

・VAIN
VAIN2.png
黒白基調のペンであるのに、背景も白PC、黒デスクということでこれまた見栄えしない環境。写真のように黒軸が手のひらを通過するときは、思いっきり影ってしまっている。

NIKoo.png
同じ黒ペンでもこれだけの映えは作れる。

また指抜きやピボットが最大の見せ場で、一番アピールしなければならない技術であるはずだが、詰め込みすぎているのと、オーダーをなぞるのが精一杯な印象を受けてしまう。
これも手を固定させるのがメインのFSであるはずだから、もっとカメラを近づけて光の当て方や背景などを考えればもっといい映像に仕上がるはずである。

・TMrW
TMrW.png
こげ茶テイストの背景に、白軸KTと白い手が浮かび上がることで非常に見栄えがいい。
構成全体も切り返しを多用せず、流れを切らずにペンが回るがままに回していく余裕あふれる様子が見てて好印象。

・Menowa*
Menowa.png
相変わらずの安定感。トリに向かっていくスパートにしては大人しめな印象であるが、一呼吸置くという意味でよしか。ただ大技を畳み掛けたあとに謎のトラパを入れられるそのセンスと完成度は他のスピナーにはできない芸当だろう。個人的な願望を言えば、締めのキャッチもしっかり残して欲しかった。

・Pearls
Pearls3.png
手のひらを上に向けて指の曲げ伸ばしの違いを見せながら円軌道を描きながら、ところどころガンマンを挟むといったところで、Shadixと似たテーマではあるが、全く違う印象を受ける、PearlsオリジナルのFS。締めの流れに入る前の23チャージとマルチプルアラウンドが結構好き。
難を言うなら残像のせいでポイントポイントで薄く見えてしまったのが残念か。
間違いなくPearlsのベスト。

―――
総評として、技術的にはNIKooさんの「お前らまだここ?」という一言を真摯に受け止めたほうがいいのと、見栄えや環境といった技術的ポイントでない部分を気にしたほうがいいだろう、といったところ。

それに関しては自分の記事も参考にしていただいて、カメラを通していろいろ試行錯誤して欲しいと思う。

アンケート結果&レジェンドスピナー論考
http://frontierpenspinning.blog106.fc2.com/blog-entry-446.html

画質の効果
http://frontierpenspinning.blog106.fc2.com/blog-entry-437.html


余談になるが、自分は7thから10thにかけてはサークルの関係で雪山にいたので、リアルタイムでJapEnの反響の大きさをイマイチ実感していなかったのだが、こうしてこの中心で見ているとやはりその影響力は他のCVには比べようのないものがある。

普段ペン回しの話などしない人や一人で自己完結する人ですら、アドバイスや感想をブログに書いたりするのである。


「あー、JapEnって重いなぁ」と、ここ2日で改めて感じた。
出ないうちは憧れの舞台、輝かしい舞台であるのだが、出たら出たで人の評価という現実が、望むと望まないとに関わらず降ってくる。

JapEnは年に一度、なんやかんやで必ず公開されている、歴史も由緒もある日本を代表するCVである。
しかしながら制作サイド、出演サイドにとって、「今年はどうなんだろうワクワク」というハードルの高さは想像を絶する。

スピナーによっては「なんでそんなにペン回しに熱くなってるの」と思うかもしれないが、今回のJapEnではっきりした。熱くなりすぎて溶けるくらいでないと期待を超える作品は作れないのだと。それは何より、今回のJapEnに落選したからこそわかったことでもある。提出してたんです。実は。
https://www.youtube.com/watch?v=jw77IawupTE

JapEn7thに出たときは時間的余裕も技術的向上心も今よりはるかにあり、1年間、頭の片隅にはJapEnがいつも置いてあったように思う。運よく出ることができたが、それだけのものを掛けても果たして皆からうまいと言ってもらえるようなFSであったかは正直疑問である。

JapEnに出ても金銭的、物理的見返りはない。なのにこれだけのスピナーを惹き付けるのだ。
己の名誉と、ペン回しに懸ける情熱を、全世界のペンスピナーに対してぶつけられる最高にして最大の場、それがJapEnである。

ぶつけたものが大きければ、それだけ返ってくるものも大きいが、もしそれが小さければ……想像には難くない。

もっと自分のペン回しに向き合わなければならない。
考えに考え、自分の理想とするペン回しと、他人から上手いと言ってもらえるペン回しの、最高の妥結点を模索し続けなければならない。
ペン回しに限らずであるのだが、最終的なゴールはわからない。それは人生という途方もないテーマにおいてもそうである。答えなんかないのだ。
その都度その都度、その時の最適解、最もいいと思われる選択肢を選んでいくしかないのだ。


ペン回し、所詮は社会的影響などほとんどない、小さな小さな一趣味である。
だが、ペンスピナーにとって、ペン回しは己の全てであろう。
勉強、スポーツにはなんの取り柄がなかったとしても、ペン回しだけは誰にも負けない!そんな思いが誰しもあるはずだ。思いは形にして表現しなければならない。それがお互いの刺激へ、更なるペン回し界の発展へつながっていく。


2015年の総括も兼ねてしまおう。
今年はペン回しが好きな場に例年以上に立ち会えた年であった。

夏のナランハ、戦転グルーヴ、Menowa*祝勝会、ペン回し研究会、そしてJEBFesと、CVにはあまり出ないながらも、大きなイベントごとには大体顔を出した。つもり。
様々なイベントに参加させて頂いて、スピナーとの交流も増え、その度にペン回しへの思いが強くなる年であった。大学3、4年はペン回しに特にほどほどにしか関わらなかったので、今年1年は本当に楽しかった。皆さん、今年1年ありがとうございました。そして来年もよろしくお願いします。

改めてメリークリスマス、そして良いお年を。来年もペン回し界が一層の盛り上がりを見せることを期待して。
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