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2016/03/13.Sun

『「ペン」回しと「ペン回し」』

言葉遊びではありますが、しばしお付き合いを。

今回の記事を書くきっかけですが、言わばペン回しって棒回しなんじゃないの?という意見や、いやペン回しはペン回しだという意見も見まして、じゃあその違いってなんなの?っていうかなんでそんな違いが出るの?っていう一種の思考実験、お遊びです。


ペン回し

という言葉ひとつ取っても、人によって想像するものは違います。

いわゆるスピナーでない方々(以下、非スピナー)にとってみれば、「ペン回しってこれでしょ」とシャーペンかボールペンを取り出してノーマルやソニック、フェイクトソニックを披露すると思います。
彼らにとっては「書けるペンであの技やこの技をやる」のがペン回しです。

ですがスピナーにとってみれば、「ペン回しって何?」と聞かれたら自分のできる技をFS、コンボ、単発技なんでもいいですが、そんな形で見せるでしょう。「あの技やこの技をやる」のが彼らのペン回しです。改造ペン、未改造ペンは問いません。


ここで、スピナーと非スピナーにギャップが生じます。
「スピナーのペン回しは確かに、自分たちが知っているペン回しがスゴくなったやつだ…だけどこの回しているものは…?」
非スピナーは改造ペンを回すスピナーに問いかけます。
「その回しているものさ、なんかすごいペンだけどそれ書けるの??……え?書けないの? 書けないならペンじゃないじゃん!それ棒じゃん!棒回しじゃん!!」


ペンと棒の境界線は、スピナーと非スピナーで分かれます。

非スピナーにとって、書けないペンはペンではありません。非スピナーにとって、ペンは書くために使う道具であって、回すことが第一の道具ではないからです。

一方、スピナーにとっては、たとえ書けなくても回せれば「ペン」と呼びます。「改造ペン」という呼び名がそれを示しています。

しかし、スピナーは仮に回しやすかったとしても太鼓のバチやバトンを回したりはしません。これらはそもそも回しやすくない、というのもありますが、一見したらそれは異物回しであってペン回しではない、とおおかたの方々が思うのではないでしょうか。


では「改造ペン」の範囲は何なのか?異物と改造ペンの境界線はどこにあるのか?
と、言うか改造ペン、未改造ペンという区別は単に回しやすくするために改造したか否かで区別されるので、もっと根源的に「ペン」とまず認識するものは何なのか?ここからが本質です。

■ペンとは


ちなみにWikipediaには

ペン(pen)とは、硬筆筆記具のうち、インクによって書くものの総称

とあります。これではちょっと回答になりません。

着目すべきは「筆記具のうち」という点です。筆記具とは何かを考える必要があります。
ここではペン=筆記具として話を進めます。

ペンをペンと認識する要件はいくつかあります。
1つ目は見た目の形状です。

世界のユニークで変わったボールペンとペン立て!(文房具編)
http://ailovei.com/?p=6455

これは一見するとペンっぽくないペンを集めた記事です。
飛行機の形、イチゴなど形状は非常にユニークです。

しかし、どのペンにも共通部分があります。

ペン先

この「ペン先」と呼ばれる鋭利な部分が存在することです。

hanepen

紙に書く道具としてのペンの起源は、羽ペンにあると言われています。
※万年筆乃御部屋(http://www.lyuta.net/)様から拝借

(“pen”という英単語の語源も、ラテン語で「羽」を意味する”penna”という語から来ているそうです。)


画像検索をして頂ければわかりますが、どの羽ペンも「ペン先」があるか、「ペン先」に相当する鋭利な形状があります。これは羽で書けるようにするために、羽の先端を削っているからです。

つまり、自分たちが物体を認識する際に、その物体がペンかそうでないものか判断する境界線は、
「その物体が書けそうか、否か?」
という点にあります。
そしてその判断基準、ペンをペンとして認識する要件1つ目は、

「物体のいずれかに鋭利な部分が存在するか?」

であると考えます。

自分たちは何かものを書く際、鋭利な部分を用いて書いたほうが、自分が表現したい字、絵が書きやすいことを知っています。


ここでこう思う人もいるでしょう。
「じゃあチップなしコムサは?プレイカラーは?パッと見てペン先尖ってないじゃん?」

なぜこれらの双頭ペンをペンとして認識するのか?

ペンをペンとして認識する要件2つ目は、「キャップ」と「ペン軸」の存在です。
そしてそれぞれどのような役割を果たしているのかを我々は知っているからです。

Wikipediaによれば、キャップの定義の一つに
・中身を保護するもの
・中身を密閉するもの

とあります。

つまり、「物にキャップがついている」と認識した際、無意識にでも中身の存在を前提としてしまうのです。たとえ中身がなかったとしても。
ペンについているキャップを見れば、自然と自分たちは「ペン先を守っているためについている」と認識します。そしてキャップを外した時に初めて「これ書けないじゃん!」と思うのです。
キャップを外すまでは実際に書けるか書けないかを判断することはできません。

しかし、上のユニークなペン集を見たときに、キャップがついているものはまず間違いなく一発でペンと認識することはないでしょう。ただの置物にしか見えないと思います。

つまり、キャップが付いている場合には、キャップ以外に「一般的に見てこれはペンだ」と分かる部分が必要です。

それがペン軸の存在です。
ペン軸の起源なんてものはないと思いますが、単に鋭利な物体だけだと持ちづらい、鋭利なものもちょっと持ちやすいものの先にあるほうが書きやすいだろう、くらいの理由でしょう。ただし「軸」というくらいですので、芯棒である必要があります。たとえば上記のユニークペン集にあった飛行機だけ見せられても「ペン軸」と呼べるのかは非常に疑問です。


ペン軸に関しては、「ボールペン、シャーペンといった筆記具のために作られた長い棒」という前提が、何も言わずともあります。
ペン軸にキャップがついているから、「これはペンなんだろうな」とまず認識してもらえます。

これに関してはどの軸でもいい、というわけではありません。「筆記具のための」軸である必要があります。
そしてその棒が筆記のためなのか否かを認識できるのは、その棒が作られる一番最初の目的に「筆記具のためなのか」があるかどうかだと考えます。
軸内にインクやシャー芯を入れられる形状になっているのかが、筆記具のための軸かどうかを判断する基準になるでしょうか。

現代において、一般的な筆記具は市販されているものを購入するしかありません。
メーカーが「この部品はペン軸としてペンに使います」と言っている棒がペン軸だと言えるでしょう。

ですが一般的に、15cm~20cmの棒であれば、なんとなく「書けそう、筆記具にも使えそう」と思ってしまうものです笑


ペンをペンとして認識するための要件を整理します。

・物体が視界に入ったとき、先端が鋭利で、インクなどを用いれば筆記が可能そうな形状をしている物体。
・物体が視界に入ったとき、先端が鋭利でないが、筆記具に用いることを目的として製造したと推測される芯棒状の物体に保護部品が付いている物体。


このどちらかを満たしていれば、パッと見た認識の上での「ペン」だと考えます。
どちらかを満たす物体を回していれば、『ペン』回し、と呼べます。

■『ペン回し』
しかしながら、我々がやっているペン回しとは、『ペン』回しではなく、『ペン回し』です。
ノーマルやソニックという技があり、それを始めた際にボールペン、シャーペン、鉛筆といった棒状の筆記用具を用いたから「ペン回し」と呼ばれるのです。

「ペン回し」という呼称を変えよう、というツイートが数日前にありました。
棒回しか、ペン回しか、はたまた他の横文字名称を用いるのか、といった呼称議論に関しては、「ペン回し」をどういう存在に位置づけたいのか、今後どういったものを回すのか、どのような演技をするのかなど多岐に及ぶと思います。

この呼称議論に関しては、自分は「ペン回し」「Pen Spinning」のままでいいと思っておりますが、それは一般的な定着具合が一番大きいです。

少なくとも、「棒回し」は一般的に用いるにはだいぶ疑問です。非スピナーでもペン回しの技はできますが、それらの技の数々はペンで行われており、棒、というのは改造ペンを用いるスピナーの都合に過ぎません。また「棒」と「ペン」だったら、後者の方が印象としてもいいように思います。

では更なるイメージアップを図るための横文字はどうか?という案ですが、個人的な印象として、中身を変えずに呼称のみでイメージアップを図るのは自信のなさの裏返しではないかと思います。
ちょっと前にカタカナ語ばかり用いる意識高い系社長の挨拶が話題となりましたが、世間の反応は非常に冷ややかです。仮にもしこの社長が億単位で稼いでいたら世間の見方も変わると思いますが、少なくとも現段階では何言ってるんだとしか思われておりません。

【悲報】意識高い系社長の挨拶が意味不明すぎワロタwwwww
http://yaraon-blog.com/archives/77531

イメージアップを図る、カッコイイものと思わせようとしたら、それだけ中身のハードルも上がります。
「ペン回しから新しい名前になってどんだけかっこいいものなんだろう!?」
そのハードルはどう超えていくのでしょうか?
競技の名前の印象は、その担い手の印象へ転化します。
テレビなどのメディアを通じて、今の「ペン回し」という言葉から想像されるイメージは昔より広まりつつあるかと思いますが、そのイメージは一般人とは距離感があるものになっているように思います。「なんだか雰囲気が普通の人たちじゃない」
たとえ技術がすごかったとしても、自分とは違うと思われたが最後、関心はわかないでしょう。

以前ツイートで

メディアに掛け合いましたか 一般向けセミナーは開きましたか 出会ってきた友人一人一人に教えようとしましたか ペン回しって楽しいんだよ!って今までの人生でどれだけ広めてきましたか


と呟きましたが、何かを広めようと思ったら、自分から発信し続けない限り無理です。
今流行のファッション、音楽、スポーツなどは、広めたい、流行らせたいと思うからCMやテレビ番組などで宣伝し、結果的に人々に受け入れられる理由があるから広まっていく訳で、勝手にそうなっているわけではないのです。

一般の人に目線を合わせなければ流行る物も流行りません。
そういう意味では「ペン回し」という呼び名は、授業中で回したりしてうるさいなど、悪いイメージはありますが、イメージがつきやすく、呼びやすく、馴染みのある呼称です。

ただし、「棒回しではなくペン回し」と主張するにも、守らなければならないことがあります。
改造ペンは書けません。回しやすさに特化した物体であり、ペンの本来の「書く」という目的は失われています。
それでも「これをペンと呼ばせてください」と言うには、上記のペンの要件を満たすような、それなりの説得力を持った物体を用いる必要があります。
試しに話題のBullet modを見てみましたが、ペン先の形状に似た銃弾を用いていて上手いこと考える人がいるもんだなと思います。言われれば「銃弾なのかよ」と思いますが、パッと見てペンっぽいので改造ペンと呼んでもいいように思います。


「ペン回し」のままにせよ、呼称を変えるにせよ、もしペン回しを広めるのであれば、それなりに魅力的な人間にならなければなりません。
別にイケメンになれとか、整形しろとか人気者になれと言ってるんじゃありません。
人々と良好に接するための自分磨きだけでもしていいのではないでしょうか。


――――――――
「ペン回しをああしたい、こうしたい」という意見がそこかしこで見られ、そういう議論が活発化することは非常にいいこと、というのは常々私が言っているので今更いいとは思いますが、実際に行動に移したり、ルール作りをするのであれば、目的は明確にして、その目的を達成するために真剣に考えなければなりません。

今回も意見を深めていただくに当たっての基礎となれればと思い、書かせていただきました。

意見、気になる点、感想なんでもお待ちしております。
ペン回し | Comments(5) | Trackback(0)
Comment
「ペン」というものの定義についてここまで掘り下げた記事は初めてです。
非常に面白く読ませて頂きました。

この場をお借りして僕なりの結論を書かせて頂きます。

まず呼称問題。これは数年前に自分でもやってみようかなという考えを持っていましたが、最終的にどんな呼称にしても「結局それペン回しでしょ」に戻ってくるという結論に達しました。また、ペン回しをペン回しとして見せ、ここまで進化している! と示した方が一般の方からの食いつきも良いという意見もあります。

そして改造ペンをペンとするかの問題。これは僕の中では”進化するペン回しの技を見せるのにもはやペンである必要はなくなった”で丸く収まると考えています。(実際ショーで使ってるのはアクリル棒が軸)

長文失礼しました。
No title
Kayさん

プロとしての活動が多い分、他のスピナーよりKayさんのほうが外部の方々と話す機会が多いので、Kayさんの意見は非常に参考になります。

>僕の中では”進化するペン回しの技を見せるのにもはやペンである必要はなくなった”で丸く収まると考えています。(実際ショーで使ってるのはアクリル棒が軸)

なるほど…。
今回の記事ではショーで披露する、という点はあまり考慮していなかったのでハッとさせられました。
確かに遠目で見るショーという舞台でやるのであれば、それこそアクリル棒のほうが、ライトアップなどの照明の効果も使えてお洒落な印象を与えられるのかもしれません。コンタクトジャグリングも透き通った綺麗な珠ですしね。

ちょっとその意見を読んで思ったことですが、ショーとしてのペン回しと、机上の動画撮影のペン回しとで受け手の印象も変わりそうです。

●ショーのペン回し
観客者は、パフォーマーの全身を見る。
パフォーマンスのメインはペン回しではあるが、それが全てではない。
音楽、照明、パフォーマーの全身の動きなどその視線の対象は様々。
また同じ舞台パフォーマンスとして、ダンスやジャグリングの存在も無意識に想起されるため、ペン回し、というよりもペン回しを用いたパフォーマンスという印象?

●机上のFSのペン回し
→観客者は、回っているペン、回している手を見る。視界のほとんどがこの二つに集約される。
パフォーマンスのメインは、FSと呼ばれるペン回しの純粋な技の組み合わせ。
机の上で勉強の暇つぶしとしてやっていたペン回しが無意識に想起されるため、一般的なものの延長線上としての高度に発展したペン回し


もしかして、同じルーツではありますが、その発展の方向性で名前を分けて使っていただいてもいいのではないでしょうか?


ショーのペン回し→新命名
FSのペン回し→ペン回し


明らかにやっている技やパフォーマンスの仕方が違います。

ルーツは同じフットボール…サッカーとラグビーを決別させた”反則”とは
ttp://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20150930/355223.html

これによればサッカーとラグビーはルーツは同じですが、ひとつの反則がきっかけで別々のスポーツに分類されるようになったそうです。
確かに両者は

ボールを蹴る
長方形のフィールドでプレーする
ゴールが中央にある

という点でも競技性は似通っていますね。


「ペン回し」はスタイルで分かれるのはまだいいとして、呼称としては統一されるべきだという固定観念がありました。
まさかたった1日で、分裂させてもおかしくないと、自分で思うことになるとは笑

実際、現状としてKayさんの演技と他のFSの演技とで比較や優劣が付けられないのが現状です。
ちょっとこの方向性、勝手に私が議論を進めてしまいましたが、自分で十分納得出来るものになってしまいました。

真剣に考えてみてもいいのかもしれません。
No title
興味深く拝読いたしました。
スピナーの視点にとらわれないFrontierさんの姿勢は,たいへん勉強になりました。


二点ほど質問をさせていただきたいと思います。


まず第一に,記事内において「棒回しではなくペン回しと主張するためには,
ペンをペンとして認識するための要件を満たすような説得力を持った物体を用いる必要がある」といった内容の記述がありました。これに則した場合,仮に『ペン回し』には適しているが,ペンをペンとして認識するための要件は満たしていない道具が将来的に普及していったとしたら,それを用いたものをペン回しと呼称するべきではない,或いはそのような道具は使用するべきではないとお考えでしょうか。若しくは,その起源がペンである以上はペン回しと呼び続けるべきだとお考えでしょうか。


第二に,本文中「ペン回しという呼称を変えよう,というツイートが数日前にありました」とあります。私も幾つかそのような内容を含むツイートを見かけたので,恐らく一個人のみの意見ではなく,スピナーの一部において『ペン回し』という呼び方を快く思わない層が存在していることと想像します。では,なぜここにきて一部のスピナーにおいてそのような主張がなされるようになったとお考えでしょうか。私もFrontierさんと同様に,現行の「ペン回し」という呼称をあえて変更するべきとは考えていません。一方でそれが相応しくないと考えている層が存在するということも事実です。それらの要因を明示することにより,現状における問題点を洗い出すため一助となればと思い質問させて頂きます。



お忙しいとは存じますが,お答えいただければ幸いです。

No title
TheCCAWさん

ご質問ありがとうございます。
順に回答させていただきますが、まず根底にある私の考えとして

「ペン回しの普及」

を第一に掲げております。
普及、というからには、ペン回しを、新規層に親近感を覚えてもらい、距離感として遠くない存在に位置づける必要があります。より多くの方々に「ペン回しって面白いね!楽しいね!」と思ってもらうには、私たちスピナーの目線を、他の方々に合わせなければなりません。スピナーに通用する常識は、時に他の方々に通用する常識ではないのです。

あらゆる私の主張の根幹はここにあります。ぜひ今後の参考にして頂ければと思います。


■仮に『ペン回し』には適しているが,ペンをペンとして認識するための要件は満たしていない道具が将来的に普及していったとしたら,それを用いたものをペン回しと呼称するべきではない,或いはそのような道具は使用するべきではないとお考えでしょうか。若しくは,その起源がペンである以上はペン回しと呼び続けるべきだとお考えでしょうか。


今回の記事だけに即して言うなら、そのような道具を用いたものはペン回しと呼ぶべきではなく、そのような道具は使用すべきではないと考えますが、上記のKayさんへの返信も即して言うなら、ショーとしてのペン回しにおいては必ずしもペンでなくてもいいのかもしれない、と思いつつあります。
その返信でも書きましたが、ショーとしてのペン回しは、ペン回しの技術を見せるものではなく、ペン回しの技術を用いた全身パフォーマンスとしての色合いが強いためです。
個人的には出来るだけペンを使っていただきたいですが、「ペン回し」ではなく「ペン回しを用いた新パフォーマンス」をする方は、またスピナーとも違う表現方法を目指すこともあるかと思いますので、これに関してはそれでもいいのかなと思います。

ただし「FS」作成をメインとするペン回しにおいては、用いる道具が「ペン回し」に適していたとしても要件を満たしていなければ、「棒回し」「異物回し」にしかならないと思います。
これも上記返信のように、「机上の手と回しをメインに映すペン回し」は、「机上の勉強の暇つぶしで生まれたペン回し=筆記具を用いた手遊び」の延長線上に位置するものであると考えているからです。そのため、用いる道具はペンの要件を満たす道具を使用していただきたいですし、個人的に「これ棒じゃないか?」と思うものは、ペン回しとはあまり呼びたくないです。
ちなみに今後実際にどうなっていくかに関しては、どの層が多数派になるかによると思います。
現状、要件を満たすペンがシェアを占めてますので私がこう主張しても納得してくださる方は多いかもしれません。しかし、何の権力もない私個人の発言には強制力がないために、今後「棒」を回すスピナーが増えたとして、私がいくら言ったところで止めようがないでしょう。その時は私も「棒」を「ペン」と認めざるを得なくなるかもしれません。ただ回しやすさ、パフォーマンス性を追求するあまり、ペン状の物体でなくなるのは非常に寂しく思います。


■本文中「ペン回しという呼称を変えよう,というツイートが数日前にありました」とあります。私も幾つかそのような内容を含むツイートを見かけたので,恐らく一個人のみの意見ではなく,スピナーの一部において『ペン回し』という呼び方を快く思わない層が存在していることと想像します。では,なぜここにきて一 部のスピナーにおいてそのような主張がなされるようになったとお考えでしょうか。


これに関しては自分も見た限りで、発信側ではないので推測にしか過ぎないのですが、

① 実際にペン回しを周囲の人に広めようとしたら、その名前だけで拒絶された
② ペン回しについて調べてみたら、「浪人回し」のように悪いイメージ、意見が多数出てきた
③ 自分の回しに「ペン回し」という名前が負けていると感じる
④ スピナーのやるペン回しは、一般の方々のペン回しとはレベルが違うため、おなじ名前で呼ばれるのは癪だ


パッと思いつくのはこのあたりです。
恥ずかしながら、私も昔はペン回しをやっている自分を、やたら周囲に誇示したがる時期がありました。
その根底にあったのは「特別感」であり、一種の「選民思想」です。「みんなが出来ないことを俺はできるんだ。周りとは俺は違うんだ。」という考えです。

呼称を変える行為とは、当然「今よりもいい名前に変える」ものだと思うのですが、「今の名前はダメなんだ。本当はもっとイイものに見せなくてはダメなんだ。」と思うような体験がそれぞれであったのではないでしょうか。
確かに、授業中に改造ペンを回すなどのマナー違反のスピナーもいるために周囲の印象が悪くなるのは困りものです、これに関しては申し訳ないとも思います。ですが、かといって「マナーが良いスピナーはペン回しを別名で呼んでいる、奴らはにわかだ、だから俺らと彼らは違う、本当はもっとすごいものなんだ」というのもおかしな話です。


現状における問題点は、ペン回しが楽しい、面白いものと広める動きを本気でしようと思うことがない点ではないでしょうか。「広まるといいな」程度でとどまってしまっているのではないでしょうか。
昔からそうですが、基本的にスピナーは自分から何とかしてやろうという人はあまりいません。なんでもいいから、ペン回しをよくするための行動力をスピナーに持ってもらうことがペン回し界最大の課題であると考えます。
Frontireさん

なるほど。ルーツが同じで別競技という話は面白いですね。(知らなかったです)
僕がああいうスタイルでやり始めた初期段階であのスタイルを別の名称で呼ぼうという話は少し上がっていたのを覚えています。スタンディングスタイル、ステージスピニングなどが挙がっていたと思います。ただしあくまで同じペン回しの括りでスタイルとして分けるという話だったので、完全に別競技になる可能性という意見は初めてです。
実際ペン回しのショーをする際には「ペン回し『を使った』パフォーマンスです」というようなニュアンスで紹介しています。

ステージ系ペン回しを別名称にというのは面白いですが、僕がペン回しを拡散したいと思って活動している以上僕がそれをやることは多分ないと思います笑
ステージ系スピナーがもっと現れれば住み分けしていくのはアリだと思いますね。

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