--/--/--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2016/12/27.Tue

JapEn 12th TM審査・動画感想

さてさて。

それこそJapEnに関する記事は書こうと思えばいくらでも書けることがあるんですが、それよりも今回は自分の仕事を優先させましょうってことで。

JapEn 12th TMの審査や動画についての感想・コメント記事です。
CGだとか音楽だとか、作品全体そのものの感想はまた別で書けます。かけたら。

またLMは制作サイドとしては全く立ち会ってないのでコメントしません。
視聴者として後日するかもしれないけど。これも書けるか分からん。
そもそも自分が審査員として呼ばれたのが8月?9月?あたりで、転職も落ち着いて現場配属されたてだったために「出来ること少ないかもしれませんが」ってことで、本当に審査だけ担当しました。今回のコンセプトだとか、スケジュールだとか宣伝だとかは全部他の方々がやってくださいました。

ってことで、制作記としてはホントに審査のことだけになります。

まずは、公募枠をどうしましょうかってことで、呼びたい人を委員会メンバー全員で出しあう作業がありました。
自分は呼びたい人11名、呼びたいが実力が心配な人5名、意欲的だが動画次第では?の人を9名選出しました。名前知りたい人は個別にどうぞ。

これを委員会で擦りあわせ、招待で呼ぶ人、呼ばない人を決めて招待状を出し、動画提出を待つ、と言った感じになります。

ここから動画が集まるまで、特別自分はすることなかったので割愛します。

動画は結果40弱集まり、自分、しゅごしゅぎ、Lotusさんの3名で行いました。

■審査基準
TMのコンセプトとして
「この一年間で活躍したスピナーが輝ける舞台」
というのを掲げておりましたが、「上手いFSを使うこと」、そして「これまでのJapEnと比較しても遜色ないFSであること」は前提としてありました。

JapEnにふさわしいFSとはなんでしょうか。

一貫して自分が持っていた基準としては

・完成度の高さ
・技の新規性
・映像全体の印象


これらの項目が高水準のものであるかどうかでした。

集まった動画は40弱です。
ここから12名を決めます。

■審査
まず一次審査です。
招待、公募問わず40ほどの全ての動画をフラットな目線で見て、「JapEnにふさわしいか?」を「保留」「落選」で振り分けていきました。
この一次審査ではFSの内容を細かく吟味したりはしませんでした。
何回も繰り返し見ることはしますが、この時点では自分とまるおさんの頭の中にあるJapEnのFS像に基づきながら「これはJapEnだな」「これは残念だが…」と仕分けのような感じで振り分けていきました。

人によっては、自分のFSがそんな簡単に振り分けられることについて、残酷に思われるかもしれません。「撮った人がどんだけ時間と労力をかけていると思うんだ!」と。しかしこればっかりはどうしようもないんです。申し訳ありません。

この一次審査が終わった時点で、「保留」のFSは約20あるかないかくらいだったと記憶しています。

同様にして二次審査で「合格」「保留」「残念」と分け、最終審査で「最終決定」「残念」と振り分けていったわけです。

この辺ってどこまで書いていいのか分からないんだけども、JapEn公開した直後だと誰がどこまで残っててとか、人によっては「自分の動画が…!」と気にしている人が多いと思うので今は伏せておきます。
伏せたことでたたかれる様だったり質問がある様でしたら回答しますし、自分の動画について気になるようでしたら個別にお願いします。


■総評
さて合格者に対する総評です。
既に繰り返しJapEn 12th TMを見てる皆さんは、合格したFSはどれもレベルの高いものだった、ということは今さら言うまでもないでしょう。

じゃあ「どうレベルが高かったのか?」というポイントがあります。2点お伝えします。

・ユニーク・複雑な流れと完成度の高さの両立
今のFSの主流として、技紹介サイトだけでは学べないような「基本技の発展系」「発展系の発展系」が数多く取り入れられています。
この「発展系」は、誰かの発想によって生まれたものです。最初からあるわけではありません。
最初のポイントの前提となるのは、この発想がFS全体にあることです。
こういうこと言うとまたやんや言われそうですが、自分やまるおさんのように10年近くペン回しを見ていると、FSの基本的な流れや技運びは大体頭の中に入っています。FSを見てても既視感が漂うことが多いのです。
既視感のない流れを、しかも高密度で実現するのはそう出来るものじゃありません。ここがまず一つ。

しかし、「こんな技出来たら面白そうだ」という発想をするだけなら、頑張ればまだ出来る範囲ではあります。
 今回の出演者の秀でている最大のポイントは、その発想を「実現」させ、「人に見せられる」レベルにまで高められていることです。
言い換えると、「つっかかり」、「ペンの動きが止まる瞬間」、「不自然な減速」といった要素を極限まで排除しています。

「この技を見ろ!」という部分的なアピールポイントは少ないですが、FS全体を通してユニーク・複雑な流れをしつつ、レベルの高い完成度で仕上げています。

(例)
Malimo, mind, ippei, Slofis, Shadix, Iful,


・見せ場の新規性・迫力
見せ場は自分のパフォーマンスのアピールになる非常に重要な要素です。
ですが、その見せ場も見る人にそのアピールが届かなくては意味がありません。
演者本人にとって「ここが見せ場だ!」とアピールしている部分でも、「アピール『は』しようとしている」と捉えられるだけでは、なかなか高評価は得られないでしょう。そこから更に「すごい見せ場だ!!」と思ってもらうには、見たことないことをやる、勢いや迫力で押す、などの点で、常軌を逸する要素が必要となるかなと思います。
多くの合格者はこの点が1つではなく、2つ3つ入っているケースがありました。

(例)
肄弖嵳…複雑なピボット系パスと親指を挟みつつの静止技
VAIN…フィンガークロスのガンリバ
Noel…ピボット系パスからの、減速して手のひらから甲への流し
Malimo…エアスピ後の繋ぎの完成度の高さとナックル
Ease…ウィッグ(技名不安)
Menowa*…指曲げでのピボット技、ナックル、指曲げでのスプ〆
Beige…インフィからの縦スプ121と222〆の勢い

以上が私見ではありますが総評となります。

■個別感想
以下個々人への感想です。

○肄弖嵳
相変わらず、複雑ピボット系FSの頂点に君臨するだけあります。
使用頻度の高いカージオイド系を封印しつつも、新たなウィンドミル系統の技や静止技を取り入れてバリエーションの豊さをキープしつつ、非常に完成度の高いFSに仕上がっています。

○VAIN
まず昨年のJapEn11thよりも格段に環境がよくなり、指使い・技の勢い・完成度の点で非常にレベルが上がったと感じます。
前半の曲げ伸ばしが、昨年だったらよく分からない印象が強かったですが、光の当たり方や手の角度、技の選択を含め、手の形のバリエーションを魅せるのが非常に上手になりました。
武器であるフィンガークロスもガンリバの直後でいれているため、ペンの軌道は変えずに見てほしいポイントを指の動きに絞っている非常に分かりやすいアピールになっています。

○Noel
矢継ぎ早にペンを挟んでいる指が変化していくのは圧巻の一言です。
難を言うなら挟む指を変える場面でペンの動きにガタツキが見られたり、大きくペンを動かす部分で必要以上に腕が動いてしまっているのが気になります。
高画質だと粗が目立ちがちなので、より注意が必要です。
またNoelさんのように複雑系の技とウィンドミルとどちらも出来る人であれば、緩急の表現力を向上させると、より魅力的なFSが撮れるようになると思います。

○Malimo
綺麗な円軌道がノンストップで描かれ続けるFS。
切り替えし→23チャージの流れが詰まることなく、さらに切り返してその後のスプレッドに繋がり、エアスプから2軸3軸と減速なくペンが移動していく滑らかさが非常にハイレベルです。
ここからパスが続いてそのまま〆るのかと思いきや、〆前にナックルも入るアピールの気の抜かなさがニクイです。
前半→見せ場→後半→〆と分かりやすく区切られており、見てて飽きないFSになっています。

○Ease
基本技で固められたユニークな技運びに加え、今回は4アラウンド→3ガンマン→3ウィッグ(?)と立て続けに軸回転系の技が挟まれていることで、単調な流れになりがちなパス系統のFSにアクセントが加わっています。
Dr.Gripというペンの短さをもろともしない迫力を表現できているのは、先に述べた指の動きの無駄のなさであったり、机とペンの色の対照さが際立っているためと言えるでしょう。
またペンの回る勢いそのままにスプ12122で若干長めに〆られているため、FS全体のバランスを崩さないことに寄与しています。

○Menowa*
ガチガチの大技FSではなく、今回はペンのずらしや指曲げ、マルチプルのナックル、スキップパスなど非常にバリエーションに富んだFSとなっております。珍しく小技が多い、という印象を受けました。
見たこともない技を次々に繰り出している点が高評価なだけに、ふらつきやつっかかりが随所で見られてしまったのが惜しい点です。指の曲げ伸ばしや、ペンの動きにはっきりと注目できる完成度が欲しかったのが正直な感想です。
難易度の高い技でゴリ押しつつも、その見せ方まで手が伸ばせるようになると、もっともっとレベルの高いFSが撮れるように思います。

○mind
コンボのバリエーションもさることながら、13の切り替えで前後半を区切って回転方向を変えつつ、終盤の15ウィンドミルで手を開いた状態から、手の開きが小さくなるカージオイド〆という、視覚的に非常に動きのあるFSです。
それでいて終始ユニークなこのペンの動きを、しっかり見せられるだけの滑らかさを表現できる技術を兼ね備えている点が非常に素晴らしいです。

○ippei
順回転インフィで固めながら、途中のスキップ系?シザスピ系?の技を挟んで全体として単調にならない工夫が見られます。
またピボット系のインフィが続いた後に、順々に移動していくウィンドミルで〆まで向かうことで、mindさんと同様それまでの手を開くインフィとの対で、視覚的なメリハリも生まれています。
またこのFSもそうですが、ippeiさんは手の形を見せるのが非常に上手いと感じます。自然体でありながら、指の開き具合、丸まり具合が形として見えるため、滑らかに回るペンとも相まって瞬間瞬間が非常に映えています。
ただ、順回転統一ってのは気づこうと思って気づくものなのでしょうか。

○Beige
インフィからスプ121と2軸スプ3連打という荒々しさが印象的なFSですが、個人的には始動付近のパス?→4弾きノーマル→35挟みがお気に入りです。手が全く動かず、指とペンだけがさらっと動いて、その後の”動”と呼べる一連のコンボを際立たせているのは、その前の”静”のコンボの効果があるのではないかと思います。
切り返し、ガンマン、アラウンドリバ、スプで激しめに動いていることで、完成度という点では若干疑問符がつく部分もありますが、インフィのFSではなかなか見ない組み合わせ方なだけに、逆にインフィの”静”を際立たせるのに今後も使えるかもしれません。
またBeigeさんも手の形を見せるのが上手いです。

○Slofis
ちょいわる系、スキップ系、ピボット系の技を駆使しつつも、回るペンのスピード感が一切損なわれない点が非常にレベル高いです。ペンがよく回っている様子が見られるのが評価高いポイントです。
始動のFLノーマルで勢いをつけてからシャドウを挟みつつも12チャージリバまでスピードを落とさず一貫したスピードを保ち、12チャージリバから1軸絡めるコンボで〆を予感させつつも、そこから〆まで多様なコンボを挟んでいる、独創性と構成力がすごいです。


○Shadix
始動のコンボが続いてから24で持ち替え、23から45にペンが渡ってから我々から見て時計回りの同一回転方向のコンボが続きますが、2アラウンド→12チャージリバでワンクッション置くことで、さらに同じ回転方向で再び回り続けてもメリハリを出すのに役立っています。特に前後で技とスピード感が違うためにワンパターンと感じることもあまりないように思います。
5シメガンマンから〆パートに入っていきますが、その直前に時計回りコンボの延長で2345全部を伸ばして5シメガンリバに入っているために、急な回転方向の切り返しでも不自然なく〆まで持っていくことが出来ています。
円軌道と指の曲げ伸ばしの見せ方が非常に上手だと感じました。

○Iful
RSVPを使いつつも既存の”RSVPの回し”(そのうち話すかもしれません)にとらわれず、基本のパスを中心に滑らかな技運びを見せてくれました。
いくつかパートが分かれるFSですが、切り替えしでタメを作ってあげてから次のパートに入っていくため非常に見るべきポイントが分かりやすいです。
何よりも評価すべきは構成力です。今回の提出者の中でIfulさんの構成がずば抜けて秀でていました。基本技でほとんど固められたFSですが、時計回り方向の1軸をからめる技を中心に動きの似て非なるコンボを組み合わせることで、あまり見ないスタイルでありながらも全体的な統一感を生むことに成功しています。


■落選者へのコメント(希望者のみ)
以下、ツイッターでアドバイスを募集した際に希望された方へのコメントです。
あくまで今回のJapEn12th基準でのコメントです。合格者との比較も込みです。
一般的なCVに出す用のコメントであればまた内容は変わってきますので、予めご了承ください。

○esaya
「ペンを4回消す」という新たな試みを提出してくださいました。
マイナスポイントとしては、消し方のバリエーションが少ないことと、4回消すだけのFSになってしまっていることです。
具体的に言うと、ペンを消す場面、出す場面、消す場面、出す場面…と繰り返し行われていますが、ペンが消えているときの右手の形が常に同じである点、そしてペンが出てきたときに、その場面を見せているだけの空白の時間が生まれてしまっている点を無くすべきでした。
試みとしては非常に面白いですし、これが発展したらどうなるのか気になりますが、”JapEn”という映像作品の前提として、「ペンが回り続ける映像」という意識はあった方がよかったと思います。
これがペンが回り続けながら消える瞬間があったりすると、もっと面白い映像が撮れるのではないかと思います。

○AiMo
始動で面白い手の形を作りながらインフィが始まった直後に変形リバースで突っかかっているように見えてしまい、ここで印象が大きく変わってしまいました。
ところどころ面白い動きはあるのですが、その動きの繋ぎで凡な技に留まってしまっているため、合格者との密度の差を感じてしまいます。
手の形やペンの動きで新規性を出すスタイルは、FS全編を通してその方向性で固めないと「もっと出来たのでは」と思われてしまうので注意がいります。
キレイな手の形を作ったり、キレイな円軌道を描く技術があるだけに、4秒あたりで3を曲げて12で挟んで切り返す瞬間など、無理な動きで雑さが目立つのが残念であります。
〆パートについては、リバースで切り返さない方がテンポよく〆に入って行けたように思います。
まずは「密度の濃さ」が今後の成長のキーワードとなるでしょう。

○Reyno
インフィのFSであるが、手の動きが大きく、終始一定のテンポ、一定の軌跡を描くのみで、一本通して見せ場や面白味が感じられないのが正直な感想です。
また不自然な減速があったりと、ペンを操る技術はまだまだ向上出来るように見えます。
同じ技は二度行わないくらいの気持ちで技と動きのバリエーションをどんどん増やしていき、並行してひじや腕を動かさず指だけでしっかりとペンを操れるような練習をしていきましょう。


他にもアドバイスが欲しい、ということがあればお答えしますので、コメントでも書き込んでってください。

■最後に
昨年のJapEn11thは完全に視聴者目線での感想でしたので、また毛色が違った記事になっていますが、今回は審査員ってことで、一旦審査について細かく書きました。
たぶん、一視聴者として見るのともまた違った視点で見ていることもあったんじゃないかと思います。
自分がどんな風にFSを見ているのか、という点に参考になることがあれば参考にしてみてください。

とりあえず審査について書きましたが余力があればJapEn 12thの総評もしたいんですよね…出来るかなぁ…これやるには1年をきっちり振り返らないと難しいからなぁ…。


ってなわけで一旦締め!!
これを読んでの感想・コメント・指摘・要望・質問などあれば自由にコメントに書き込んでってください!!!
ペン回し | Comments(3) | Trackback(0)
Comment
No title
JapEnの審査お疲れさまでした!
アドバイスをお願いしたいのですがよろしいでしょうか?
>>Reynoさん

ありがとうございます!

了解しました!
日中は更新できないので、夜にはアップできるようにいたします!
No title
はじめまして!FESTIVALMANと申します。
JapEn12thTM拝見しました。
正直、初見鳥肌が立ちました。
たかがペン回し、されどペン回し
趣味でしかないペン回しの総集編が
ここまでクオリティの高い映像作品
として世界に発表できるなんて
JEBの凄さを改めて実感しました。

今回FronTIERさんは審査に関わられた
とのことでしたが、一番苦労された点は
どういったところなのでしょうか。
動画を審査するというのは最高の作品を
作る上で欠かせない作業ですが、Frontierさんや
しゅごしゅぎといった古くからいるだけで
あまりペン回しの技術向上が見られない方が
最近のペン回しについて見る目をしっかり
持っているのかという不安も正直あったので、
本当に期待してもいいのかと思っていました。
しかし実際に見てみるとこれ以外にはない
以上も以下もない出演者の集まりで感激しました。
今回の出演者については文句なしだとぼくは
思いました。本当に素晴らしい審査をされたのだと
思います。すごいと思います。
審査基準以外にも気を付けたところというのを
具体的にお聞かせいただきたく思います。

失礼な文章で大変すいません。
ぼくも歴4年になってJapEnを目指してみたい
と思いました。この作品を見て。
To the light2ndもぜひ作ってもらいたいな
と思いました。
あと、GO_ONEさんと一緒に作っているCVも僕は
大好きなので、楽しみにしています。

以上、長文失礼しました。
最後になりますが、お疲れさまでした。

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。